DATA

データを使う

データの名前ではなく、役割から選ぶ。

気象データには、観測・解析・予報・統計など、それぞれ異なる役割があります。WDACでは、一覧を並べるだけでなく、「何を知りたいときに、どのデータを使うか」が分かる入口をつくります。

同じ「気象データ」でも、見ているものは同じではありません。

地上で実際に観測した値、複数の観測を統合して作る解析値、将来を計算する数値予報、長期間を整理した統計値。それぞれの性質を理解して使い分けることが、分析の出発点です。

OBS

観測

その場所・その時刻に、実際に何が観測されたかを見る。

ANALYSIS

解析

複数の観測や推定を組み合わせ、空間的な状態を捉える。

FORECAST

予報

数値モデルで将来の大気状態を計算し、変化を先読みする。

STAT

統計

過去の値を整理・蓄積し、平年・極値・長期傾向を調べる。

WDAC/NEXTWXでは、異なる種類のデータを横断して扱うことを重視します。

01

地上・アメダス

気温、降水量、風、日照など、地点で観測された地上気象データ。

02

解析データ

解析雨量など、観測をもとに空間分布として整理されたデータ。

03

数値予報

LFMなど、大気の将来状態を格子・鉛直層で表現するモデルデータ。

04

統計データ

観測値を長期利用しやすい形で整理した統計・履歴データ。

05

高層・風

上空の気温・湿度・風など、鉛直構造を理解するためのデータ。

06

衛星・その他

雲や広域場など、地上観測だけでは見えにくい状態を補うデータ。

「今を見るデータ」と「過去を調べるデータ」は、似ていても役割が違います。

NOW

今の状態を見る

地域気象観測報などを使い、その時点の観測状況や短い時間変化を確認します。

例:現在の降水、気温、風の変化を見る
↔
HISTORY

過去を調べる

統計データを使い、過去期間の比較、頻度、極値、長期傾向などを調べます。

例:過去5年の同月と比較する

「同じアメダスだから同じ用途」と考えず、配信の目的・時間軸・更新方法を確認して選びます。

一つのデータだけでは見えない現象を、異なるデータの役割を重ねて理解します。

観測実際に何が起きたか
+
解析どこで起きたか
+
予報どう変わるか
+
統計珍しいか・普通か

この横断的な見方が、WDACが気象データを保存・整理し、NEXTWXとして共通に扱う大きな理由です。

NEXTWXは、気象データを保存するだけの倉庫ではありません。

原本をLayer0として保持し、Productとして整理し、Data PortalやWeb APIを通じて検索・取得できるようにし、さらにLayer1・Dataset・研究へつなげます。

Original Data
↓
Layer0
↓
Product
↓
Data Portal / API
↓
Layer1 / Dataset
↓
Analysis / Research
NEXTWXの概要を見る →

人が見る入口と、プログラムから使う入口の両方を用意します。

BROWSE

Data Portal

データの種類、期間、ファイルなどを確認しながら探すための入口。

Data Portalについて →
DATASET

Dataset

研究・学習・再解析で使いやすい単位に整理したデータセット。

Datasetを見る →
API

Web API

Pythonやアプリケーションから、必要なデータへプログラムでアクセスする入口。

APIについて →

実際のデータ取得・ダウンロード機能は、WDAC会員・気象データアクセス承認者向けの権限設計と接続していきます。

NEXT STEP

データを知ったら 分析・研究へ

同じデータでも、問いの立て方と組み合わせ方で見えるものが変わります。